
リップル、XRPLedgerブロックチェーンをNFTマーケットプレイス「Mintable」に統合!
リップル社、NFTマーケットプレイス「Mintable」に出資!
クロスボーダー決済企業リップル社は、7月1日NFT(ノンファンジブルトークン・非代替性トークン)マーケットプレイス「Mintable・ミンタブル」への投資を発表しました。ミンタブル社がこのシリーズAラウンドで総額1300万ドル(約14.5憶円)を調達しており、リップル社をはじめモバイルおよびブロックチェーン・ゲーム開発大手Animoca Brands社、Metakovan社が支援する世界最大のNFT投資ファンドMetapurse社などが参加したほか、米ビジネスマンでビル・クリントンの元アドバイザーであるDoug Band氏、Shutterstock社の創業者であるJon Oringer氏などの著名人も名を連ねています。
Announcing our investment in @mintable_app! NFTs put power back into the hands of creators globally, & soon consumers and devs can mint and purchase NFTs sustainably, securely and at low cost using the #XRPL. https://t.co/P3Jq2DmJXY
— RippleX (@RippleXDev) July 1, 2021
NFTマーケットプレイス「Mintable・ミンタブル」
NFTマーケットプレイス「Mintable・ミンタブル」は2018年Zach Burksによって創設されたプラットフォームです。本格的にマーケットプレイスとしてアルファ版からベータ版へと実用向けに移行したのは2019年から2020年。2021年のNFLドラフトで1位指名されたTrevor Lawrence/トレバー・ローレンス氏のNFTトレーディングカードが40万ドル(約4400万円)で落札されたほか、ストリート系ファッションブランド「A BATHING APE®」が限定版のNFTなどが話題を集めました。ミンタブルは、個人投資家Mark Cuban氏に後押しされていることでも知られるNFT事業で、Cuban氏本人も「Mark Cuban Experiment」というタイトルでNFTを公開しています。
リップル社のブロックチェーンXRPLedger統合の強み
仮想通貨(暗号資産)市場はトークン化が主流になってきており、NFT(ノンファンジブルトークン)だけでも2020年中に540億ドルが費やされています。クリエーターと金融システムをつなぐブロックチェーンの顕著なユースケースのNFTですが、Layer-1プロトコルを採用したプラットフォームは手数料が高く市場拡大の障壁になっていると考えられています。
XRP台帳を採用することで、取引手数料を0.0004ドルに引き下げることができるほか、XRPLは年間約79万KWhしか消費せず、年間約66TWhのエネルギーを消費するイーサリアム(ETH)などに採用されているPoW(プルーフ・オブ・ワークネットワーク)よりもはるかに効率的です。Mintableは、ガスレスミント、バッチミント、ロイヤリティを初めて設計したプラットフォームで、アーティストやクリエイターのNFT収益化に貢献しました。Mintableのガスレスミンティングオプションは、コーディングの予備知識や資産の鋳造にかかる初期費用なしに、誰もが暗号市場に参加できる画期的な方法として注目されています。
リップル社、開発・投資部門「RippleX」コメント
リップル社の開発と投資部門「RippleX」のGMであるMonica Long・モニカロング氏は自身のツイートで、「私たちは、NFTがクリエイターに収益性と新しいビジネスモデル(自分で選んだブロックチェーンを使用)をもたらし、暗号へのアクセスを主流にすると信じています。シリーズA調達おめでとうございます。」とコメントしました。
As the NFT market & creator economies grow, many participants are iced out due to the high gas fees required to create NFTs. @mintable_app is removing these barriers to entry w/ a shared vision for low-cost, sustainable NFTs on XRPL. 1/2 https://t.co/7DgYMRKXlo
— Monica Long (@MonicaLongSF) July 1, 2021