米証券取引委員会(SEC)、イーロン・マスク氏のツイートは違反!仮想通貨へも影響大!

米国証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスクのツイートを指摘!

ウォールストリートジャーナルが確認した記録によると、イーロン・マスク氏はツイッターを介し、同社の弁護士による事前承認を求める裁判所命令の方針に2度違反していたとSECから警告を受けていると報告しています。

テスラ社のツイートによる詐欺行為!

SECとの騒動は、2018年のイーロン・マスク氏のツイートに始まります。マスク氏は、8月7日にテスラ株を420ドル/株で買い取ったことで、テスラ社を非公開化するための資金確保ができた、という内容のツイートを発信します。これに対し、9月27日、米国証券取引委員会(SEC)は「マスク氏のツイートが虚偽あるいはミスリードになる」ほか、「マスク氏により非公開化への示唆や協議は行われていない」として、企業の会長を退任することと、マスク氏とテスラ社から合計違約金4000万円の支払いが要求されていました。

マスク氏の弁護士監視のもとにSECとの和解成立するも?

イーロン・マスク氏は、同氏のツイートが不正とは認めないまま、SECが提示する請求を受け入れる形で和解成立となりました。テスラ社は2,000万ドルの罰金を支払うことに合意し、マスク氏は少なくとも3年の期間、テスラの会長退任。同社は2人の独立取締役を取締役会に任命することと、ツイッターを含む一般市民に対するマスク氏の企業内容発言を監視を導入するとした和解案で承認されました。

ところが、2019年2月19日、マスク氏が「テスラの生産台数がおよそ50万台になる」とツイートした4時間後に「40万台」に訂正した行為。2019年7月29日、「生産ラインを急速にスプールアップしている」また「今年の終わりまでに⁓1,000枚/週のソーラールーフを製造することを望んでいる」としたツイートをアップしたことでSECとの対立が再燃しました。今回のSECの指摘では、ソーラー製造に関する情報は弁護士の承認を得て発信されたものではなく、和解誓約に違反するとした見解を示しています。

マスク氏の仮想通貨(暗号資産)に関するツイッターの影響!

Blockchain Research Labの研究によると、マスク氏によるビットコイン(BTC)やDogecoin(DOGE)に関する発言がこれらの暗号市場にも影響を与えていることがデータ上明らかになったといいます。

参照:Blockchain Research Lab

同行は2020年と2021年に限定し、1.Twitter bio change 2.Dogue 3.Merry Christmas 4.Doge 5.Bitcoin is my safe word 6.I only sell Dogeの6つの暗号通貨関連のツイッター活動に関連する調査を行いました。その結果、ビットコイン(BTC)では最大18.99%、Dogecoin(DOGE)では17.31%の有意な異常リターンを発見したと報告しています。

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