
仮想通貨取引所コインチェック、日本初IEOを今年夏にもローンチ予定!
仮想通貨取引所コインチェック、夏にも日本初IEO実施へ
国内最大の仮想通貨取引所コインチェックが、日本では初となるIEO(Initial Exchange Offering)をローンチすると発表しました。ブロックチェーン関連のコンサルティング企業Hashpaletteとの提携で、今年3月からパイロット実装を開始しています。同プロジェクトは、エンターテーメントに特化したブロックチェーンネットワーク「パレット・Palette」と呼ばれ、ネットワーク内で使用するユティリティトークン「PLT」の取り扱いも含まれています。
https://twitter.com/coincheckjp/status/1399245312741449729
IEO・イニシャルエクスチェンジオファリングとは?
IEO・イニシャルエクスチェンジオファリングは、デジタルトークンを発行することでプロジェクトや企業などの資金調達を図る支援プログラムで、仮想通貨取引所が主体となってローンチする要件を指しています。もともとコミュニティやプロジェクト結成のためにトークン発行により資金調達が行われてたICO(イニシャルコインオファリング)と同じ仕組みですが、仮想通貨(暗号資産)取引所が直接トークン販売をできる形態がIEOに当たります。
コインチェックのIEOとは?
参照:Coincheck
IEO上場には、コインチェックでの審査が必要となります。IEOで資金を調達する企業がトークン発行をし、取引所でリストアップするフローでは、販売トークンはもとよりサポートする企業についても厳密な審査が行われます。
ブロックチェーンネットワーク「パレット・Palette」
参照:Coincheck
IEO実施にあたり、リストアップが予定されているブロックチェーンネットワーク「パレット」は、サーバープラットフォームのLink-Uおよびブロックチェーン領域のコンサルティングHashPortが2020年3月に共同で設立した「Hashpalette」がサポートしているプロジェクトです。「パレット」は、デジタル化された資産の管理と流通を可能にするプラットフォームで、アイテムはNFT(ノンファンジブルトークン)で発行されます。パレットはコンテンツ提供をする複数の企業によるコンソーシアム「パレットチェーン(Palette Chain)」で運営される予定で、一定の基準や参入希望企業との協議中であると報告しています。
同ネットワークで採用されるトークンは「パレットトークン(Palette Token, PLT)」です。クロスチェーン技術により構成されているパレットトークンは、イーサリアム(Ethereum)、ネオ(NEO)、オントロジー(Ontology)を流通できるのが特徴。そのため、これまで必要であったエスクローを経由せず、コンセンサスノード報酬の支払い、スマートコントラクトの手数料(GAS)さらに、NFT販売決済などをシームレスに完了することができます。