
リップル社、デジタル資産ファンド企業へXRP(125億円相当)を送金?!
クロスボーダー決済ソリューションを提供する米リップル社の共同創設者兼会長であるChris Larsen(クリス・ラーセン)氏は、499,999,979XRP相当(115,847,491米ドル)を不明のウォレットに転送しました。多額の仮想通貨(暗号資産)の送金動向を知らせるWhale Alert(クジラ・アラート)で明らかになりました。
クジラツイート、約5億XRPの転送!
9月23日、仮想通貨(暗号資産)の転送動向を伝えるボットWhale Alertで、クリス・ラーセン氏のウォレットから不特定口座へ約5億XRP(128億円相当)の転送があったことを知らせています。
https://twitter.com/whale_alert/status/1308455371976126465
Rippleの共同創設者、XRPをNYDIGへ送金
同日、リップル社のラーセン氏は、XRP転送について次のようにツイートしました。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、私は$ XRPウォレットをNYDIGに移動しました。NYDIGの創設者をしばらく知っていますが、彼らのセキュリティと一流の制度的基準に感銘を受けました。
As some of you may have noticed, I moved an $XRP wallet to NYDIG. I’ve known the founders for a while, and am impressed by their security and top notch institutional standards — this is truly custody 2.0. Check them out at https://t.co/lbr8bG1kEe
— Chris Larsen (@chrislarsensf) September 22, 2020
「New York Digital Investment Group(NYDIG)」へ送金
リップル社のラーセン氏がXRP転送を行ったのは、米デジタル資産サービス企業「New York Digital Investment Group(NYDIG)」です。NYDIGのウェブサイトによると、社内チームによって構築されたNYDIGのカストディプラットフォームは、規制、監査、およびガバナンスの基準を満たすように設計されています。NYDIGの開発チームは、資本市場、テクノロジー、およびデジタル資産の豊富な経験を持つ専門家で構成されているようです。
NYDIG、ニューヨークのBitLicense取得
2018年、NY金融サービス局(Department of Financial Services/DFS)はNYDIGに仮想通貨ライセンスを付与し、同社がニューヨークの住民に流動性と資産管理サービスを提供できるようになっています。SECの資料(有価証券の免除募集の通知)によると、同社は2019年6月にInstitutional Bitcoin Fund Lpの名目で約500万ドル近くのファンドを回収しました。また2020年6月30日付で新たにNYDIG Institutional Bitcoin Fund LP名義のファンドを募集しており、現段階では約1億9000万ドル回収しているとされ、現在も進行中であると資料で報告されています。