Ripple(XRP)のCEO、中国のブロックチェーンと仮想通貨(暗号資産)の規制について語る

決済ソリューション企業RippleのCEO、ブラッド・ガーリングハウス氏は、中国はデジタル資産に関連する一部の規制措置などではアメリカより先行しているという意見を述べました。同氏は、7月17日に開催された「Parallel Summit」のビデオカンファレンスにスピーカーとして登場しています。

RippleのCEOブラッド・ガーリングハウス氏、ブロックチェーンサミットで発言

7月17日に開催された「Parallel Summit」は、ワシントンを拠点とするChamber of Digital Commerceにより主催されました。以前は会場を設けての開催でしたが、コロナ過を受けてヴァーチャル会議に切り替えられています。スピーカーには、RippleのCEOブラッド・ガーリングハウス氏をはじめ、クリプトママの通称で知られるSECのコミッショナーヘスター・パース氏、ErisXのCEOトーマス・チパス氏他、そうそうたるメンバーが参加しました。

RippleのCEOブラッド・ガーリングハウス氏、ブロックチェーンや仮想通貨分野へ国家が注力

金融エコシステムの一部として仮想通貨(暗号資産)ブロックチェーン技術が基礎となると考えられる。中国はいち早く認識しており、国全体でインフラや規制を進めている。

RippleのCEOブラッド・ガーリングハウス氏、仮想通貨市場は中国がリード

ブラッド氏は、25年前にアメリカがインターネットを先導したのは、規制面の整備が早かったからと述べ、現在ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)の管理は中国側に先導されていると指摘。規制面の停滞を続けているアメリカは、仮想通貨やブロックチェーン市場においても中国に後れを取っていると述べました。

Rippleガーリングハウス氏、仮想通貨への明確な規制枠の制定が迫られる

同氏は、RippleがXRPを介してクロスボーダー決済の円滑化に有効な手段てあると確信があっても、米国先物商品取引委員会CFTCや米国証券取引委員会(SEC)の双方が規制を整備しないとアメリカのブロックチェーン市場も拡大しないと指摘しました。また同じパネルセッションに参加した国際トレードKing & Spaldingのジェイソン・グリア氏は、現状ではブロックチェーンや仮想通貨の事例ごとに審議が行われているが、確固としたレギュレーションを早期に設けるべきだと意見を述べました。

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