三菱UFJ、独自のデジタル通貨「coinコイン」を年内にもリリース?

世界で5本の指に入る大手金融、三菱UFJ銀行のフィナンシャルグループが取り組んでいる独自デジタル通貨「coin(コイン)」が、2020年中にも実用化できる見通しであることがわかりました。7月13日に掲載された毎日新聞のインタビューで亀沢MUFG社長が言及しています。

三菱UFJ独自デジタル通貨、今年中にも発行へ

毎日新聞の報道によると、亀沢MUFG社長は、独自デジタル通貨のコインを2020年の年度末期にでも、実用化させたいとする意向を示しているということです。デジタル通貨コインは、リクルートグループが運営している飲食店紹介サイト「ホットペッパーグルメ」に搭載されいている店舗でのスマートフォン決済で使用開始する予定。リクルートの同サイトには現在100万件以上の登録があり、コロナ過の非対面型システムとしても良いタイミングの発表となったと亀沢氏は言及しています。

ホットペッパーグルメのほかにも、同行の旅行サイト「じゃらん」や美容室予約「ホットペッパービューティ」で、1円=1コインとして使用が可能になるということです。コインは、支払いで利用できるだけでなく、個人間の送金、さらに換金後に銀行口座へ入金することも可能になるそうです。また亀沢氏は、将来的にリクルートのサイト以外にもこの決済システムを導入できるよう整備を進めていく考えを明らかにしました。

三菱UFJの独自デジタル通貨

三菱UFJが取り組んでいる独自デジタル通貨「コイン」は、当初昨年暮れにも実用化を目指していると、MUFG社長に2019年4月1日付で就いた三毛兼承氏(現在は三菱UFJ銀行頭取)が朝日新聞のインタビューで明らかにしています。「コイン」の構想は2016年に発足したもので、邦銀による仮想通貨(暗号資産)の開発が公表されたのは初めて。

参照:ASAHI

MFUGコインの使用により、ブロックチェーン技術を活用することで個人を特定せずデータ収集やマーケティング展開を推進したい狙いがあります。またビットコインなどに代表されるP2Pだけでなく、IoT(モノのインターネット)決済、キャッシュレス化推進や割り勘での支払いなど多様なファンクションを搭載する計画があった。

三菱UFJ独自デジタル通貨でメガバンクらとの提携も?

インターネットイニシアティブのグループ企業で、仮想通貨交換業ディーカレットが、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の3大メガバンクをはじめ、KDDI、セブン銀行、NTT、JR東日本などの企業らを集めて、デジタル通貨決済についても勉強会を開催すると発表しました。6月3日に公開されたプレスリリースによると、今年6月から9月にかけて月に1ないし2回の勉強会が開催されます。この勉強会は、国内外のデジタル決済の実態や決済インフラへの応用、デジタル通貨の潜在的な活用領域、将来の展望などについて報告書などを交えた議論が交わされ、標準化に向けての方向性を見出すことを目的としています。一部では、JR東日本が参加していることから、Suica(スイカ)とデジタル通貨「コイン」の提携への期待の声も上がっています。

 

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