「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」検証レポート、実証都市へ提携企業参加を奨励!

日本の大手自動車メーカーTOYOTAは、トヨタ自動車、トヨタファイナンシャルサービスを代表に、関連グループの6社で結成した「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」の11か月間にわたる検証結果を発表しました。3月16日、自社のWebサイトにて報告しています。

トヨタ自動車「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」

2019年4月、トヨタ自動車株式会社とトヨタファイナンシャルサービス株式会社はバーチャル組織「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」を立ち上げました。研究に関与するのは、トヨタファイナンス株式会社、株式会社トヨタシステムズ、株式会社デンソー、株式会社豊田研究所を含めた全部で6社となります。

「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」11ヶ月にわたる検証の経過

トヨタ・ブロックチェーン・ラボでは、「お客様」「車両」「サプライチェーン」をテーマに、ブロックチェーンの有用性について検証を続けています。同研究所が注目している具体的内容は以下のような項目です。

◆お客様:顧客の利便性を向上するための「グループ内外のID共通化」「契約のデジタル化」「顧客による情報管理」「ポイントサービス活用」などの推進。

◆車両:「ライフサイクルに関係する多方面の情報」「ブロックチェーン活用によるサービスの向上」「各サービスの高速化」「新しいサービスの創出」。

◆サプライチェーン:「部品製造から発送などの情報記録」「情報共有による業務プロセス促進」「トレーサビリティの向上」。

◆マネーフロー:「ブロックチェーン技術を活用した資金調達手段の多様化」「顧客と投資家の中長期的関係の構築」

※「お客様」「車両」に関する項目は、11か月間において特定の環境下で実証実験を完了したと説明しており、ブロックチェーンの有用性について確認をしていると発表されています。

「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」今後の活動について

同行は、今後も多方面にわたりパートナー企業と提携を組み、さらなるブロックチェーン技術の活用範囲の探求と実装への取り組みを推進したい考えを示しています。

情報でつながるトヨタの実証都市「Woven City」

トヨタ自動車は、2020年1月に東富士市に175エーカー(東京ドームの約15倍)に「Woven City」という実証実験都市を建設することを公表しました。この都市では、研究者、科学者、エンジニアが、自動運転やモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)、ロボット、スマートホームコネクティッド技術、人工知能などのテクノロジーを生活環境の中で実験検証することができるようになります。また世界中の研究者が2,3ヶ月の短期間による実証実験のために都市を活用することも可能です。この「Woven City」の都市構築は、デンマークの建築家ビャルケ・インゲルス氏の率いる「ビャルケ・インゲルス・グループ・BIG」が建築にあたります。トヨタ自動車は、ソリューションの構築および開発のために、世界初のプログラム可能な都市への提携企業の参画を募っています。

関連記事一覧