ビットコイン(BTC)のATMが世界で7,000台超えに?

2020年1月のビットコインATMマーケットダイナミクスレポートによると、今月初めに世界中に設置された6,377台のATMが確認されているようです。仮想通貨メディアのBitcoin.comが2月17日報じています。

ビットコイン(BTC)のATMが世界で増加中

仮想通貨ビットコインのATMのロケーションをトラッキングするCoinATMRaderの報告によると、2020年に入ってから世界で6,377台のビットコインATMが設置されていることが確認されているといいます。1月中に設置された新たなATM432台の内、104台は閉鎖されているようですが、純成長では5.1%の増加を示しました。

近年、仮想通貨ATMメーカーは徐々に生産台数を増やしつつあります。 146台の新しいATM(7%増加)を製造したGenesis Coinは業界を最もリードしており、続いて62台(3%)のGeneral Bytesと40台のインストールを完了した(11.7%増加)のCoinsourceが続きます。

https://twitter.com/CoinATMRadar/status/1229069675230683137

仮想通貨ビットコイン(BTC)ATMは儲かる?

Coinatmradarは、2013年から870台のBitcoin ATMの活動を追跡しており、その動向を分析しています。同社によると、高い手数料のかかる使用料を顧客に課しているにもかかわらず、すべての企業が多額のコストがかかり運営そのものでは利益を得ていないと分析しています。これまでATM運用を継続してきた企業は、ピークレベルで1〜10台のマシンを稼働させ、平均で1年半続きました。このうちの小規模事業者450社以上がまだ運営を続けていますが、300社以上がすでに閉鎖されているといいます。

参照:coinatmradar

2020年1月、アメリカで325台の新しいビットコインATMがインストールされ、全体の7.7%増加にあたり、世界でも1位の数字となっています。カナダは5か所とイギリスは2か所が追加されるにとどまり、それぞれ世界で2番目と3番目に続いています。一方で、イタリアではビットコインATMが7台撤去され、現在47台が稼働状態ということです。これにより、ヨーロッパでは合計179台のATMのうち3台がオーストリアで廃止され、2台がオランダで稼働中止となりました。

https://twitter.com/CoinATMRadar/status/1227322664169111554

仮想通貨ビットコイン(BTC)ATMでは他の通貨のサポートも

稼働中のほとんどの仮想通貨ATMでは、複数の通貨を売買することができます。ビットコインコア(BTC)は、6,833個のアクティブATMのうち3つを除くすべてで最も広くサポートされているのが特徴です。現在、合計2,307台のATMがビットコインキャッシュ(BCH)の取り扱いがあり、1月末の2,226台および2020年の初めの2,141台からさらに増加を続けています。一方、zcash(ZEC)dogecoin(DOGE)、およびmonero(XMR)の取り扱いが可能なATMの数は減少傾向にあります。

日本にビットコイン(BTC)は設置がある?

参照:coinatmradar

Coinatmraderのウェブサイトによると、日本では仮想通貨ビットコイン(BTC)ATMが、福岡で2か所と示されていますが、これは仮想通貨取引所FUTUREEXCHANGEに位置するようです。しかし公式サイトでもFUTUREEXCHANGEは2018年以降閉鎖されており、ATMも稼働停止状態とみられています。ビットコインATMは過去に大阪などの都市にも数台見られたようですが、現在撤去されている状態で、日本で使用できるATM機は0台ということになります。

 

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