
仮想通貨ビットコイン3週間ぶりに下落!イーサ(ETH)も低迷続き!
ビットコインは、11月以来3週間ぶりに安値を更新しました。またアルトコインも急落したため6ヶ月ぶりの仮想通貨市場全体の低値となりました。
ビットコイン(BTC)7千ドルのサポート割れ
ビットコインの価格が、17日200ドル近く下落し、これまで持続していた7,000ドルのサポートラインを下回りました。それ以降も下がり続け、現在12月18日の時点で6,600ドルに落ち込んでいます。現在の値では、ビットコインの時価総額は1,223億ドルに相当します。 Bitwiseの追跡データによると、スポットの売り上げは7億3500万ドル強となりました。ボリュームは、ビットコインが以前の安値から回復していた今年の春から初夏にかけて見られるレベルを大きく下回っています。
アルトコインの売りが激化
ビットコインが値を下げた12月17日、アルトコインやトークンにも同様の売り現象が起こっています。CoinMarketCapのインデックスでは、デジタル資産の価値は1,818億ドル近くに底を付け、5月以来の最低値を記録しています。12月18日現在は、トップ10にあたるデジタル通貨がすべて下降していることが確認できます。米ドルと一部ペグするステーブルコインのテザー(USDT)は0.72%、イーサ(ETH)は6.8%減少し、XRPは10.%急落し、ビットコインキャッシュは9.1%減少しています。
イーサ(ETH)低迷となった2019年
イーサリアムは、6月27日に今年最高となる333.22ドルを記録しましたが、以降は下降をたどり、12月18日現在124ドルまで下げました。120ドルあたりをサポートラインとして平行もしくはこのまま緩やかな下降ラインとなる可能性もあります。
仮想通貨市場の弱気が激化トレーダーの恐怖指数に現れる
Crypto Fear & Greed Indexは、多方面のソースからの感情指数を分析し、数値に換算することで、仮想通貨市場におけるトレーダーの恐怖度合を表すインデックスです。データによると17日、Extreme Fear(きわめて恐怖)に指標があることから、トレーダーたちが売りに走るもしくは走ったという感情の表れを示しています。
ビットコイン伸び悩みの原因を探る!
Crypto Top 10 2019 Performance pic.twitter.com/8k15mI9dlZ
— Alex Krüger (@krugermacro) December 17, 2019
ビットコインの価格伸び悩みの原因として、機関投資家の関心薄が指摘されています。デジタル通貨全体の底上げになると考えられていたBakktのビットコイン先物やオプション開始などは、いまひとつ伸び悩みビットコイン価格上昇の起爆剤とはなりませんでした。エコノミストおよび暗号アナリストのアレックスクルーガー氏によると、特にBakktのトレーダーはビットコインの保管に関心がなく、投機目的で投資されるためボリュームが薄いままであると指摘しています。