中国の仮想通貨は米ドルを支配できるのか?中国ブロックチェーンビジョン!

中国のデジタル通貨やブロックチェーン事情を報道する「China Blockchain Report」は、中国中央銀行の独自の通貨発行および一連の中国のブロックチェーン市場の進歩の経過について最新のレポートを発表した。

中国ブロックチェーンビジョンの概要

引用:ChinaBlockchainReport

中国政府は、ブロックチェーン技術の開発を、AI、ディープラーニング、IoTなどや新興技術を含め、国家的プロジェクトとして特定。習近平国家主席が、中国の産業成熟に対するブロックチェーン技術の重要性を概説し、中国が国際標準を先導できるよう、継続的な開発を促進しています。上の地図は、中国全土で現在進められているブロックチェーン関連のプロジェクトや事情を散布したガイドマップです。

北京では、ブロックチェーンを業界での仲介解除と効率性の向上ツールと解釈する傾向があります。欧米にみるブロックチェーンと仮想通貨に対するリバータリアンとは対照的に、中国の企業は、国家と良好な関係を保つ経済の利害関係者と見なす風潮があるようです。中国サイバースペース管理(CAC)はこれらのセクター向けの規制を整備し、企業も追随するため、公共、民間部門共に「中国の特徴を備えたブロックチェーン」の概念に準ずる姿勢が顕著に表れています。

中国人民銀行(PBOC)の仮想通貨とブロックチェーンへの取り組み

中国人民銀行(PBOC)のデジタル通貨への取り組みは2014年にさかのぼります。ブロックチェーン関連の特許申請ではすでに63件が提出されており、独自仮想通貨だけに特化しているわけではありません。PBOCは 中国の教育アプリ開発者と連携して作成されたアプリDe Dao(得到)を使用して、ブロックチェーンテクノロジーの可能性についての教育活動にも尽力してきました。将来的には、独自の仮想通貨がグローバル貨幣としての価値を見出すよう、中国政府との連携によって計画が進められています。特にFacebookのデジタル通貨リブラがステーブルコインとペグをする仕様で発行されることを危惧していることは言うまでもありません。

レポートでは処理能力に関して現在イーサは、検証のボトルネックにより、1秒あたり約15のトランザクションを処理できます。中国のデジタル通貨は、1秒あたり300,000件のトランザクションを処理する予定であり、システムにブロックチェーンテクノロジーの要素が含まれる可能性が高くなりますが、最終的には一元化される可能性があるとも報告しています。

香港の抗議行動にも懸念

抗議行動が香港で継続する中、中国の経済減速に伴い、アジアの主要な金融ハブとしての将来についての懸念が高まっています。調査筋によると、約156億ドルが7月から8月にかけて流出しており、1997年に香港通貨当局がデータの公開を開始して以来の最大の流出でした。

都市経済構造からみる香港とシンガポールはその類似性から、競合にあると考えられています。東アジアの都市は経済成長を遂げており、シンガポールのライオンシティに香港から40億ドルが移動しました。また、銀行以外の顧客による外貨預金はその倍以上128億SGD(94億米ドル)になるといいます。

資本流出の時代に、香港証券取引所は、ますます分極化する世界市場で依然として不可欠なのか?という疑問に、HKEXのCEO兼エグゼクティブディレクターのチャールズリー氏は次のように言及しました。

「新しい時代の2つの経済大国であるアメリカと中国は、ますます別々の道を進んでいます。香港での私たちの役割はこの二極化を制御できるかどうかを試すことです」。

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