リップル社、アイスランドに拠点を設置!XRPクロスボーダー決済拡大へ

リップル社は30日、アイスランドにある仮想通貨取引会社「アルグリム(Algrim)」を買収したことからアイスランドの拠点としてXRPクロスボーダー決済を拡大していく方針を発表しました。

リップル社がアイスランドに拠点を設置!

リップル社が買収したトレーディング企業「アルグリム(Algrim)」は、XRPトークンを使用したクロスボーダー決済xRapidを行うためのオン・デマンド・リクイディティ(ODL)に関与します。ODLは事業主や金融機関が国際送金に必要となる担保を必要とせず、リップルxRapidのXRPトークン使用することにより瞬時に低コストの決済を完了することが可能。新規事業主や国を超えたクロスボーダー決済をより効率的で信頼性のあるものにすることが狙いです。

リップル社はこれまでに、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、ムンバイ、シンガポール、サンパウロ、シドニーに拠点を置き、今回のアイスランド進出によってさらにヨーロッパ諸国へのXRP活用によるクロスボーダー決済事業の拡大を促進を目指しています。

リップル社の買収した「アルグリム」プラットフォーム構築

これまでアルグリムは、30以上の市場と統合した仮想通貨取引プラットフォームを開発しています。同社に存在するテクニカルチームは10年以上にわたって、プラットフォームと外国為替取引アルゴリズムを構築してきました。また同社は、2017年後半にアイスランドで起こった「ビットコイン強盗」の犠牲者の一社といわれています。今回のリップル社の買収にあたり、アルグリムのCEOダディ・アーマンソン氏は、次のように述べています。

「Rippleにチームが参加するのは自然な流れでした。両社は、デジタル資産とブロックチェーンテクノロジーの広範な採用を可能にするというビジョンを共有しています。これは、私たちが過去数年間にわたり取り組んできたものでもあります。私たちはXRPとXRP Ledgerを強く信じており、Rippleでの支払いシステム構築をサポートしていきます。」

リップル社の相次ぐ買収劇!XRPクロスボーダー決済拡大が本格化?

リップル社はアイスランド「アルグリム」の買収と時期を同じく、投資部門を担うXpringが決済ソリューションのスタートアップ「 ロゴス・ネットワーク(Logos Network)」を買収したと、伝えています。新しく8人のエンジニアをXpringチームに追加し、Xpringチームは、XRPで構築された分散型金融(DeFi)システムの開発に携わる予定です。

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