仮想通貨取引所Bakkt、ビットコイン(BTC)先物開始に向けカストディサービス開始!

インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange=ICE)が運営する仮想通貨取引所Bakktは、9月6日からユーザーのBitcoin(ビットコイン)の保管をするカストディサービスを本格的に開始しました。Bakktの公式ツイッターで公表しています。

Bakktのカストディサービス開始!

仮想通貨取引所Bakktは、9月23日に予定されているビットコイン(BTC)先物取引開始にむけて着実に準備を進めています。9月6日のTwitterでは、「Bakkt Trust Company」の一部にあたる「The Bakkt Warehouse」において顧客のビットコイン保管サービスを開始したことを報告しました。

Bakktのビットコイン(BTC)先物取引と特徴

Bakktが提供するビットコイン(BTC)の先物取引プラットフォームは、1日(デイリー)と月間(マンスリー)の2種類。保管や清算業務はBakktがカストディアンとして業務を行います。Bakktのビットコイン先物取引に関しては2018年8月に最初のアナウンスメントが公表されています。書面には、Microsoft、スターバックス、またBCGコンサルティングと現物決済されたビットコイン先物契約やそれに追随する管理業務を提供するという基本計画に含有されたものでした。当初2018年11月に向けてサービス開始を見込んでいましたが、2回の延期を経て9月23日スタートに決定したという過程がありました。

ビットコイン(BTC)先物は現在、シカゴマーカンタイル取引所(CME)やシカゴオプション取引所(Cboe)が提供する現金決済形式が一般的です。Bakktの提供するBTC先物はこれとは異なり、現物引渡し型 (Physically delivered)というサービス。現物引き渡しのメリットは、契約完了日に売買が終了しなくてはならないため、売り手のBTC保有が確定されていることが必須となります。現物先物市場を拡大することで安定した供給とサービスの信用性を向上し、ガバナンス問題解消と規制緩和を推進できると考えられています。

BakktのCOO「50年前の初のATM設置を彷彿とするイノベーション」

BakktのCOOであるアダム・ホワイト氏は、「The Bakkt Warehouse」の機能について、50年前に初のATM機がニューヨークのRockville Centerに設置されたことを事例にあげ、自社のMediumブログで次のように述べています。

先週のBakkt Warehouseの立ち上げで、金融業界の形成にイノベーションとテクノロジーが果たす役割を思い出しました。今後、Bakktがビットコインやその他のデジタル資産へのアクセス、透明性、実用性を高めることで、Bakktが果たす役割に期待しています。

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