Braveブロックチェーンベースブラウザー、Twitterユーザーに投げ銭サービス開始

ブロックチェーンベースの分散型インターネットブラウザーのBraveは、TwitterユーザーがブレイブネイティブのトークンNative Basic Attention Tokens (BAT)を、コンテンツ制作者などへの投げ銭ができるサービスを開始しました。ブレイブのウェブサイトにて8月1日、報告されています。

BraveブラウザーのTwitter投げ銭サービス

BraveのブラウザーでBATの投げ銭が可能となるサービスは今年5月に発表されており、開発用ブラウザBrave Nightlyにおいて、テストが行われてきました。この投げ銭機能はBrave Rewardsユーザーへの新しいブラウザ内の製品として搭載されます。 Brave Rewardsを利用するユーザーは、BraveデスクトップブラウザでTwitterを閲覧するときにTwitterの投稿にヒントオプションが表示され投げ銭機能を使用できるほか、プライバシー機能で広告を制限したりトークンの獲得も可能となります。 Brave RewardsはYouTubeやTwitchでのチップもサポートしているため、インターネットコミュニティReddit、ソフトウェア開発プロジェクト用のソースコード管理サービスGitHub、動画共有サイトVimeoにも実装されると予想されています。

分散型インターネットブラウザー「Brave」

Braveは、インターネットブラウザ開発Mozillaの前社長であり、プログラミング言語JavaScriptの開発者としても知られるBrendan Eich氏が創設しました。またブロックチェーンテクノロジーとの融合による分散型インターネットBraveの開発にはBrave Software社が携わっています。

2017年6月にBraveは、ICOプロジェクトの資金調達として独自の仮想通貨「Basic Attention Token(BAT)」を発行しています。当時トークンが30秒で完売となるなど、ICOブームの効果もあり非常に注目を集めたプロジェクトでした。当時のレートで15万6250ETH、約3500万ドルを達成しています。

Braveブラウザーの特徴

1.新しいビジネスモデルの構築

Braveのブラウザーの特徴は、ビジネス攻略に欠かせない広告の取り入れ方です。デフォルトによって不必要な広告をブロックすることができ、ユーザーの意向によって表示広告を選択できます。Braveが搭載する広告は個人情報へのターゲティングなどがなく、Webサイトなどでの報酬には審査を通過する必要があるなど、効率性の高いインフラストラクチャーが特徴です。。ユーザーによっては必要な情報が届けられることと、製作者は品質の高いコンテンツを発信できるメリットがあります。

2.セキュリティ性の高いブラウザー

Braveは、ウェブサイトとユーザーの間に仲介の立場をとる広告代理店やアドテクノロジーなどを介すことなく、ユーザー・広告主・コンテンツ制作者の3者間で匿名データを共有し、報酬をやり取りできるシステムが取り入れられています。ブラウジングの検索ワードや履歴などのを保存しない検索エンジンが採用されており、セキュリティ性の高いインターネット環境が整備されています。

3.高速のウェブ閲覧を実現

Braveブラウザーは、広告情報やユーザー閲覧のトラッキングを記録しないため検索が非常に速いことが特徴です。実際にグーグルCrome、とFirefoxとの比較を公開したビデオでも確認することができます。

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