リップルCEOが語る!エンタープライズ決済ソフトウェアxCurrentの優れた相互運用性!

リップル社CEOのブラッド・ガーリングハウス氏は、5月17日に開催されたスイス国立銀行主催のパネルディスカッション上で、エンタープライズ決済ソフトウェアxCurrentの優れた相互運用性について言及しました。

リップルXRPを使用したxCurrent

米リップル社は現在、決済システムのトップクラスを走る企業として業界をリードしつつあり、グローバルペイメントのSWIFTと競合する相手と言われています。リップル社は現在「xCurrent」「xRapid」「RippleNet」という3種類のソフトウェア商品を抱えており、中でも「xCurrent」について伝統的な金融機関の貨幣と貨幣の決済システムよりもはるかに効率性が優れたメッセージフレームワークだと説明しました。

コミュニケーションツールxCurrentの役割

リップル社のソフトウェアxCurrentは、グローバル決済を簡略化かつ透明化するためのコミュニケーションツールとして開発されました。国境を越える送金の場合、従来のシステムでは送金者、受金者、銀行口座の取引確認に非常に時間がかかるだけでなく手数料が高くつきます。このxCurrentは、送金をする銀行間の取引情報や口座情報をメッセンジャーで確認することができ、Interledger Protocolによって取引準備を承認します。承認後は送金作業が行われ台帳上に一連の取引内容が書き込まれまれ、この作業は数秒以内に完了することができるというメリットがあります。xCurrentは全世界の40ヵ国にまたがり、100以上の金融機関が起用を進めているソフトウェアです。日本でもSBIホールディング社傘下のSBIリップル・アジアがこのシステムを取り入れた「マネータップ」アプリを導入しています。

XRPの決済システムはビットコインよりはるかに優れている

カンファレンス内でブラッド・ガーリングハウス氏は、紹介を受けた後リップル社の基盤について「金融機関やインスティテューションが直面しているクロスボーダーペイメントをテクノロジーで解決することである」と解説を始めます。中央銀行デジタル通貨(CBDC)を活用するにあたってもクロスボーダー決済システムの問題は解決されなければならないとして、xCurrentの有用性を強調しています。XRPはもともとビットコインのいくつかの欠陥とそれを取り巻くスケーラビリティの課題を克服するために開発されました。 リップルネイティブの仮想通貨XRPを使ってオープンソース技術を取り入れることはビットコインの支払い決済よりもはるかに優れて効果的であると述べています。

リップルは最新、サウジアラビアの英国銀行SABBおよびインドの大手銀行との間で急速にパートナーシップを拡大しています。またXRP価格にもその活発な動きは反映されるかのように上昇を見せ,5月16日からの数日間では一時0.469ドルを境に20日現在0.42ドルをマークしています。プレス時には過去24時間内で8.53%の増加により、時価総額170億8000万ドル(約1兆8700億円相当)に達しました。

参照:coinmarketcap

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