ビットフライヤーの手数料は?FXや取扱通貨、口座開設方法について解説!

ビットフライヤーってどんな取引所?

数年前までは指で数えるほどしか存在しなかった仮想通貨取引所ですが、現在では金融庁に登録されていないみなし業者を含めると、その正確な数を把握できないぐらい増えました。

金融庁に登録されているものでも数十社は存在しており、大手のIT企業も参入し、日本の中だけでも仮想通貨取引所は乱立している状態になっています。

そんな中でも、最も知名度が高く・信頼性が評価されている取引所に「ビットフライヤー(bitFlyer)」が挙げられるでしょう。

今回は、乱立している仮想通貨取引所の中でも、存在感のあるビットフライヤーの特徴・手数料・FX・取扱通貨等について解説していきたいと思います。

まず、初めに「ビットフライヤーってどんな取引所?」という部分について押さえていきましょう。

ビットフライヤーの概要・特徴は以下のような3点に絞れると思います。

  • セキュリティーの高さ
  • ビギナーに優しい
  • もしもの時の補償

セキュリティーの高さ

そもそも、仮想通貨取引所は安全なのか?については様々な議論があると思います。(大きな取引所でも、度々ハッキング事件が発生しているため)

なので、仮想通貨を長期的に保存する際はハードウォレット等で管理する等のリスクヘッジはしておきたい所ですが、どのみち仮想通貨を保有するためには、少なくとも一度は仮想通貨取引所を通さないといけないというケースが多いでしょう。

そのため、セキュリティーの高さというのは非常に重要なポイントになってきます。その観点から言うと、ビットフライヤーはセキュリティーの高さに定評があります。

フランスにあるセキュリティー関連のスタートアップ「Sqreen」は、相次ぐ仮想通貨取引所ハッキング事件を受けて、有名所の取引所のセキュリティーを評価した事がありました。

ビットフライヤーは「セキュリティースコア・7」という評価を受け、これは他の仮想通貨取引所と比較した時に、最高スコアでした。(コインベースも含む)

ビギナーに優しい

世間的な仮想通貨の「認知」は広まってはいますが、まだまだ「理解」されていない状態だと言えます。

そんな中で、ビットフライヤーはビギナーでも取っ付きやすく、利用しやすい取引所だと言えるでしょう。

以下は、ビットフライヤーの取引画面です。

他の取引所と比較しても、分かりやすい取引画面だと思います。また、仮想通貨の様々な疑問に対する解説を載せているページもあるので、しっかりと仮想通貨を理解して、取引を進めやすいと言えるでしょう。

もしもの時の補償

基本的に、日本の金融商品は何かあった時のために利用者を保護するような制度やルールが出来ている事が一般的です。

身近なものだと、銀行が破綻した際に備えられているペイオフが挙げられるでしょう。(もしも銀行が破綻しても、一定額の預金は保護される)

ただ、仮想通貨はまだまだ法整備が整っておらず、利用者を保護するような制度・ルールが定まっていない取引所も少なくありません。

そんな中で、ビットフライヤーは二段階認証登録ユーザーに対して、最大「500万円」までの補償を設けており、ハッキング被害や様々なリスクが考えられる仮想通貨取引所の中で、安心して取引が行えると言えるでしょう。

ビットフライヤーの手数料・FXのレバレッジ・取扱通貨は?

ビットフライヤーの概要や特徴についてはしっかりと理解頂けたと思います。大枠を掴めた所で、ビットフライヤーの「手数料・FX・取扱通貨」について押さえていきましょう。

ビットフライヤーの手数料

ビットフライヤーの手数料には主に3つの種類があります。

  • 取引をする時の手数料
  • 日本円を入れる時・出す時の手数料
  • 仮想通貨を送金する時の手数料

取引をする時の手数料

ビットフライヤーには以下の取引方法が存在しており、各取引ごとの手数料を以下にまとめました。

  • ビットコイン簡単取引所(0.01~0.15)
  • Lightning (0.01~0.015)
  • アルトコイン・ビットコイン販売所(無料)
  • FX(無料・ただしスプレッドは広め)

Lightningとビットコイン簡単取引所の手数料に関しては、30日間の取引が10万円を超えると徐々に安くなっていきます。(詳細

日本円を入れる時・出す時

入出金手数料は以下の通りです。

入金

  • 通常の銀行振込での入金
    (各銀行での手数料)
  • クイック入金
    (住信SBIネット銀行なら無料、それ以外は324円)

出金

  • 三井住友銀行への出金
    (3万円未満216円、3万円以上432円)
  • 三井住友銀行以外の出金
    (3万円未満216円、3万円以上756円)

仮想通貨を送金する時の手数料

各仮想通貨を他のウォレットに送金する際の手数料は以下の通りです。(例・ビットフライヤーからバイナンスへの送金等)

  • ビットコイン 0.0004BTC
  • イーサリアム 0.005ETH(クラシックも同様)
  • ライトコイン 0.001LTC
  • ビットコインキャッシュ 0.0002BCH
  • モナコイン 無料
  • リスク 0.1LSK

ビットフライヤーのFXのレバレッジ

通常の取引所や販売所ではなく、ビットフライヤーでは「ビットフライヤー ライトニング(bitFlyer Lightning)」という取引ツールを使う事が可能です。

ビットフライヤーライトニングは中上級者向けのツールになっています。一例を挙げると、様々なインジケーターを用いる事が可能になっており、トレードの際に参考にしたい情報を、チャートに描く事が可能になっています。

そのため、通常の取引ツールと比べて様々な機能を利用する事が出来ます。

ビットフライヤーライトニングで使える取引方法の1つに「FX」が存在しています。

取引通貨が仮想通貨であるという事以外に、法定通貨のFXとそれほど違いはありません。ただ、海外の仮想通貨FXではあまり例のない「追証」が存在しています。

レバレッジは15倍までかける事が可能ではありますが、法定通貨の数倍以上値動きが激しい市場なので、追証等がある事を考えると慎重に取引を行っていく必要性があるでしょう。

ビットフライヤーの取扱通貨

結論からまとめてしまうと、ビットフライヤーの取扱通貨は多くありません。

ビットフライヤーの取扱通貨は

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • リスク
  • モナコイン

のみとなっています。海外取引所に慣れている方だとかなり少なく感じてしまうと思います。

ただ、これはビットフライヤーに限らず、日本の仮想通貨取引所ほぼ全てに言えることなので、国内取引所を利用する場合は仕方ないという部分もあります。

もしも、様々な通貨を取引したいなら以下の取引所がおすすめです。

BINANCE(バイナンス)はどんな取引所?取扱通貨・手数料を徹底解説!

ビットフライヤーの口座開設

ビットフライヤーの口座開設には、他の日本の仮想通貨取引所と同様に

  • メールアドレスとパスワード等の設定
  • 本人確認書類の提出

という手順を踏まないといけません。また、それに加えてビットフライヤーからはがきが送付されるので、それを受け取らないと出金等は出来ない仕組みになっています。

また、現在ビットフライヤーは金融庁からの業務改善命令(2018年6月)を受けて、新規の口座開設を停止しています。再開の目処は年を越した執筆現在でも、立っていません。

まだ、ビットフライヤーの口座を開設していないという方は、当面の間他の国内取引所を利用する事になるでしょう。(既に開設している方は、問題なく利用できます)

関連記事一覧