
OKExってどんな取引所?特徴・銘柄・手数料・口座開設の方法をチェック!
OKExはどんな取引所?
仮想通貨の知名度を大きく上げた2017年に発生したバブルによって、様々な国の人が仮想通貨を取引するようになりました。
ただ、それ以前の仮想通貨の市場は「中国」の存在が大きく、中国人民元による取引が仮想通貨の市場を大きく左右していた要素だったのです。(現在でも、中国人民元の影響は大きいと見る説もあります)
そのため、大きな仮想通貨取引所は中国出身のものが多く、中国出身であり日本人に馴染みの深い取引所に「バイナンス(Binance)」が挙げられるでしょう。
しかし、それ以外にも中国出身の仮想通貨取引所で、世界最大級と言われる取引所は2つ存在しており、「バイナンス」「Huobi」「OKEx」が中国出身の三大取引所と呼ばれています。
今回、この記事ではそんな中国三大取引所の1つである「OKEx」の「特徴・銘柄・手数料」についてご紹介していきたいと思います。(現在は、マルタ島に移行しつつあります)
まず、はじめにOKExの基本的な概要・特徴について理解して「OKExってこんな取引所」という部分を掴んでいきましょう。
OKExの概要・特徴は以下の点が挙げられます。
- 取引方法が豊富である
- 銘柄も豊富
- 取引が常に活発である
1つ1つ分かりやすく、解説していきたいと思います。
取引方法が豊富
OKExは海外の取引所ではありますが、OKExを含む海外取引所と比較するために、少し日本の取引所の特徴についてご紹介したいと思います。
日本の取引所と一括りにしても特徴は様々ではありますが、1つ挙げるとしたら「取引方法が豊富である」という点が大きくメリットになってくると言えます。
日本の取引所の場合は「トークン取引(仮想通貨同士の取引)」「円(法定通貨) to 仮想通貨」「FX」「先物取引」等の取引が可能であり、海外取引所よりも取引方法にバリエーションがあります。
というのも、海外取引所の場合は「仮想通貨 to 仮想通貨」の現物取引のみというケースが少なくありません。
ただ、OKExの場合はそのような海外取引所のデメリットを、克服している取引所だと言えます。
なぜなら、OKExには
- トークン取引
- インデックス取引
- 法定通貨(CNY、VND、GBP、RUB、THB)
- 先物取引
等で、取引が可能だからです。法定通貨が円に対応していない事は日本人にとって残念ではありますが、最近ではタイのバーツが法定通貨として追加されており、今後対応している法定通貨が増えていく可能性は高いと言えるでしょう。
海外取引所では数少ない「取引方法のバリエーション」が、大きなメリット・特徴の1つになっている取引所です。
豊富な銘柄
OKExは他の海外取引所と同様に沢山の銘柄を扱っています。また、毎月新規通貨の取扱を行っており、今後も取り扱っていく仮想通貨は多くなっていくでしょう。
海外取引所の銘柄の多さは、日本の取引所にない大きなメリットです。日本の取引所の場合は、アルトコインを買う事自体は可能であっても主要な仮想通貨以外は「販売所のみ」というケースが少なくありません。
様々な仮想通貨を「取引所」で取引が可能という点に、大きなメリットがあります。
取引が24時間活発
どこの取引所が世界最大級なのか?については、どの部分を基準にするか?によって異なってきます。
例えば、仮想通貨FXのみを基準に考えた時に日本の「ビットフライヤー」等も世界最大級の取引所だと言えるでしょう。
ただ、バイナンスやOKExとビットフライヤーを比較した時に、知名度や通常の取引量には大きな差が存在しており、バイナンスよりもビットフライヤーの方が大きな取引所と考える人は少ないと思います。
そのため、一概に「絶対的にこの取引所が最大!」と決める事は出来ません。
そんな中で、OKExが世界で1位と言われる分野があります。それが24時間の取引量が多いという点です。(出来高)
もちろん、時期によってはバイナンスの方が大きいという細かな点はありますが、重要なのはこの特徴から「OKEx」がどのような取引所であるか?と推測する事でしょう。
24時間の取引量が多いという特徴が表すのは、OKExの取引所は流動性が高いという点が推測出来ます。
流動性が高い事でのメリットは、計り知れないものがあります。急な価格変動を押さえる効果はもちろんですが、「買いたい時に買えない」「売りたい時に売れない」という事態を避ける事も可能になります。
どんな取引所でも、主要な通貨(BTCやETH)の流動性は高い傾向にありますが、多種多様で小規模な仮想通貨を扱っているOKExのような取引所にとっては重要な部分であると言えます。(小さな通貨ほど、流動性が下がりやすいため)
OKExの取扱銘柄・手数料・口座開設のやり方は?
OKExの概要や特徴が分かった所で、取扱銘柄の詳細や手数料について解説していきたいと思います。
取扱銘柄(取扱通貨)
OKExの取扱銘柄はかなり多く、俗に言われる草コインと言われるようなコインも扱っています。
ただ、そのようなコインを挙げていてもキリがないので、仮想通貨の時価総額で上位にあるものに限ってご紹介すると
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- ステラールーメン(XLM)
- TRON(TRX)
等が挙げられます。もちろん、これ以外にも沢山のコインが上場しており、もっと詳しく見たい!という方はココをチェックしてみてください。(上場廃止も頻繁に行われているので、関連情報は随時チェックしましょう。)
手数料
取引所を利用する上で、最も気になる事の1つと言えば「手数料」だと言えるでしょう。手数料が高いと、どうしても利益が少なくなりがちです。
OKExには、
- 現物取引手数料
- 先物取引手数料
- 入出金に関連する手数料
という3つの手数料が存在します。
取引関係の手数料
まずは、取引関係の手数料について押さえていきましょう。
OKExは、30日間の総取引量によって手数料が変動するシステムを導入しています。取引量が多ければ、多いほど手数料は安くなる傾向にあります。
また、現物取引・先物取引等の取引の種類によってその割引かれる手数料は異なってくるので、詳しくは以下のOKExのページを参考にしてください。
https://www.okex.com/pages/products/fees.html
ただ、OKExのページをよく見て頂けると現物取引の場合は「100BTC以上」先物取引の場合は「1万BTC」以上、1ヶ月に取引を行わないと割引かれない仕組みになっています。
この金額は「個人的に少し投資を行う」という方が取引するような金額の取引量ではないので、基本的には「手数料は割引かれない」という認識の方が良いでしょう。
割引かれない場合の現物取引の手数料は「メイカー 0.1%、テイカー0.15%」、先物取引は「メイカー0.02%、テイカー0.03%」となっています。
メイカー(maker)、テイカー(Taker)とは?
売り板・買い板にある金額で注文を入れるのが「取る人(Taker)」であり、売り板や買い板の金額で決済を待っていた人が「注文を作る人(Maker)」です。
入出金に関連する手数料
取引に関する手数料でも十分に癖があるOKExの手数料ですが、入出金に関する手数料もかなり癖のあるものになっています。
というのも、OKExの入出金に関連する手数料は「決まっていません」というのが、正確な答えになります。というか、公開されていません。
通貨や入出金を行う時期によって、手数料が変わってくるのです。
もちろん、世界的に有名な取引所ですし、取引手数料も十分にリーズナブルなものになっているので、大量の入出金手数料を取られるなんて事はありません。
このような方式を取っている理由は様々な推測がされていますが、1つ挙げられるのは仮想通貨は価値が変動しやすいものです。そのため今日安かった手数料が、明日にも安いとは限らないという可能性も十分にあります。
また、支払う手数料の金額によってマイニングの報酬が変動するので、送出金が集中している時は手数料によって入出金の処理時間が大きく異なる事があります。
そのため、適切な手数料を随時設定するためにこのような方式を取っているという見方が一般的でしょう。
口座開設
OKExの口座開設は、バイナンス(Binance)同様「本人確認不要」となっています。基本的には、メールアドレスとパスワードの設定のみで、実質的には取引・入出金を行う事が可能です。
ただ、OKExのアカウントにはグレードが存在しており、レベル0~2まで存在しています。
レベル1では、「24時間に2BTCまで出金可能」になっています。出金を行いたい場合は、最低でもレベル1に引き上げる必要性があります。
これでは、メールアドレスとパスワードのみでは引き出せないというイメージを持ってしまうかもしれませんが、必要なのはパスポートの番号のみです。
また、このパスポートの番号というのも所有していない場合は「任意」の番号で大丈夫になっており、かなりザルな本人確認と言ってよいでしょう。
ただ、レベル2(24時間100BTCまで)まで引き上げる場合はパスポートの画像が必要なので、大きな金額を動かしたい場合は注意しておきましょう。