
ビットコイン(Bitcoin)
2019年現在、世の中には1,000種類を超える仮想通貨が存在しますが、そのスタートになったのがビットコインです。
仮想通貨の中での基軸通貨です。
つまり、仮想通貨中の仮想通貨ですね。
ビットコイン以外の通貨の事をアルトコインといいます。
それでは、まずは次にビットコインの歴史を見てみましょう。
ビットコインの歴史
ビットコインは、「サトシ・ナカモト」という人物が、2008年にビットコインの論文を発表しました。
日本人のような名前ですが、実際には本名も国籍もわかっていません。
自分が、サトシ・ナカモトだと名乗っている人は沢山いますが・・・・^_^
翌年の2009年には、ビットコインのシステムが稼働し始まります。
2010年5月22日に、アメリカのフロリダ州で、初めてビットコインが支払いに使われました。
25ドル相当の2枚のピザを、10,000ビットコイン(BTC)で購入したのを記念に、5月22日は「ビットコイン・ピザデー」という記念日になっています。
2010年7月には、後に最大手となるが、その後破綻してしまう、マウントゴックスが取引所として登場する。
2013年には、1ビットコインが1,000ドルを超える。
2017年8月1日、ハードフォークによりビットコインが分裂し、ビットコインキャッシュが生まれる。
2017年12月、日本で1ビットコインが240万円になるが、その後価格は長い間下がり続けている。
ビットコインの仕組み
ビットコインのシステムは、サーバを置かず、P2Pのネットワークで稼働する、非中央集権的な仕組みとなっています。
例えば、日本円であれば、日本国(日本銀行)が発行し管理をしており、デパートのポイントであれば、そのデパートが発行・運営していますが、ビットコインにはそのような中央管理団体がなく、通貨の発行も取引きも、P2Pのネットワークシステムで運用されています。
ビットコインは、各種ウォレットで保管されます。
ウォレットには、Webウォレット・ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット・ペーパー・ウォレットなど、使い勝手がいいものや、セキュリティ性が高いものなど、色々ありますが、取引所に預けたままにせず、大切な資産ですから、ご自分でしっかり監理しましょう。
ビットコインの全ての取引履歴は、ブロックチェーンにて管理されます(ほとんどの仮想通貨も同様)。
また、ビットコインは「PoW(Proof of Work)」という方法で、不特定多数のマイナーがマイニング(取引の認証)を行ない、問題がなければブロックチェーンにブロックを追加します。
ビットコインのブロックサイズは1MBで、サイズが小さくスケーラビリティの問題もあり、開発者たちの思想の違いもあり、2017年8月に分裂をおこし、「ビットコイン・キャッシュ」という通貨が誕生しました。
ビットコイン・キャッシュのブロックサイズは8MBになります。
ビットコインの問題点
このように、ビットコインは仮想通貨の1番バッターであるがゆえに、スケーラビリティ問題などを抱えているのも実情で、それを解決すべく、新しい技術も開発されてきています。
全ての取引をブロックチェーン上で行なうのではなく、一部をブロックチェーン外(オフチェーン)で行なう、「ペイメントチャネル」という技術。
また、直接ペイメントチャネルで繋がっていなくて、間接的に繋がっていれば、取引が可能となる「ライトニングネットワーク」など、常に問題解決に向けて、様々な技術者たちが、日夜開発を続けています。