
ペイメントチャネル
ペイメントチャネル(Payment Channel)とは、2者間のビットコインの取引を、ブロックチェーン上で行わず、オフチェーンにて行なう仕組みです。
本来、AさんとBさんの間で、ビットコインの取引を行なう場合、何回送金しようとも、毎回ブロックチェーンにて記録を行ないます。
しかし、送金の回数分手数料がかかってしまい、マイクロペイメント(少額決済)の場合には、実際の送金よりも手数料の方が高くなってしまうこともあり得ます(手数料は、クレジットカードのように代金に対するパーセンテージではないため)。
また、何度もブロックに書き込むことで、時間もかかりますし、スケーラビリティの問題も発生するかもしれません。
これらの問題点を解決するために考えられた技術が、ペイメントチャネルです。
上の図で説明すると、最初の3回の取引に関しては、ブロックチェーン上では行わず、オフチェーンにて行ないます。
そして、最後に4回分の取引結果を、まとめてブロックチェーンに記録します。
そうすることによって、毎回かかっていた送金手数料が1回分で済みますし、何度もブロックチェーンに記録する必要がないので、短時間で済み、スケーラビリティの問題もクリアできます。